ニッチなジャンルのAVと容姿

もうだいぶ前の話ですが出会い系サイトでろくに写真も交換せずにデートの約束をして、待ち合わせ場所に意気揚々と向かったらまるでジャバ・ザ・ハットのような見た目と体型の女性が来たことがありました。

「ジャバだ…」

正直それ以外の言葉が浮かびませんでした。これがデリヘルならギニュー隊長の如く「チェンジ!」と叫ぶのでしょうが、そういうわけにもいかないのでカフェで軽くお茶して帰りました。相手の女性には失礼な話ですが、これは将来どっかでネタになるおいしい経験だと思っていました。

よく言えばニッチ、悪く言えば変態マニア向けのAVというものがあります。内容が肉体的にも精神的にもハードなため、名前のある女優さんはよほどの物好きを除けばあまり出演することはないでしょう。近年はAV出演者が全体として10年前や20年前と比べて圧倒的にレベルが高くなっていますが、一方でニッチなジャンルになるほど出演希望者が少ないという現状は変わっていないのでしょう。信じられないようなブスが今でもたくさんいます。

一般的な内容で売り出すにはちょっと…でもこういうのもあるからどう? 的な感覚で出演しているのだと思われます。そもそもAVに出ること自体が望んでいたわけではないのかも知れません。望まない世界に来たものの、望まない形で売り出されるというのはなかなかシビアな話です。

最近沖縄の夜のお仕事の実態をルポした記事を読みましたが、これもなかなかに鮮烈でした。容姿のいい女性は基本的にキャバに行く(というよりはキャバで働くことができる)そうですが、容姿がイマイチな女性はキャバからは断られて風俗の世界に足を踏み入れることになります。ただその風俗界でも容姿による選別があって、まだマシな女性はデリで採用されるが、そこでも断られるともうピンサロやいわゆる「ちょんの間」のような所しか残っていないとのこと。

つまり沖縄における夜の世界には圧倒的なヒエラルキーが存在していて、それが容姿によって決められるという側面があるようです。まあ夜の仕事にヒエラルキーも何もあるかというのが一般人の感覚でしょうが。

 

 

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