防御行為とブス

世の中にはパンチラに対する様々な防御行為があります。例えば女子高生が階段やエスカレーターにて盗撮を防ぐ目的でスカートを手やバッグでおさえる、あるいはタイトミニスカートを穿いた女性が座るときにバッグやハンカチを膝やフトモモの上に置くのはその典型です。見られたくないからそうするというのは人間としてごく自然なことだと思うのですが、いつも気になるのはその度合いについてです。

不思議なことなのですが、かわいい女の子ほどスマートにそしてブスな女の子ほど過剰に防御する傾向にあるという事実は否めません。階段やエスカレーターのような場所での盗撮の場合、究極的に言えば顔がどうであるかはあまり関係ありません。脚の太さやパンチラ時の下着のデザインや色に関する好みには人それぞれ違いがあれど、基本的に見えることのない顔のスペックというのは最悪無視できるものなのです。

逆に言うなれば、盗撮した人もその作品を見ている人も顔がわからないからこそいいというケースもあるわけで、パンチラ中またはパンチラ後に何かの偶然で顔が見えてものすごくブスだったらかなりの度合いでガッカリするわけです。欲を言っても始まらないけど女の人がカッコイイ男の人を見ていたいのと同じで、同じパンチラを見るならかわいい女の子の方がいいに決まってるしその価値も全く違ってきます。

しかしこの防衛本能の差はいったいどこから来るのでしょうか? おそらくこれまでの人生における視線量の差がその過剰防御を産み出しているのではないかと推測しています。かわいい人は見られ慣れているので様々な対処も洗練されていくのに対し、そうでない人はちょっと冒険した服装でパンツが覗かれそうになると人生の中での大事件であるかのように振る舞ってしまう。実際のところ盗撮は大事件なんでしょうが。

そういえば夏になると日本女性の多くが日傘をさす姿は海外の人から見ると不思議な光景だそうですが、これも強い日差しや熱から肌を守るための防御行為であると言えます。日傘といえばかつては令嬢のイメージが強かったのですが、ここまで一般化してくるとどうしても母数が増える関係もあって「日傘ブス」ってのがけっこう多いんじゃないかなぁと個人的には思っています。まあ仕方ないんでしょうね。

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