現役だったのかも知れない(クリスマス特別編)

※ これはあくまでフィクションということでお読みいただけるといいかも

クリスマスの日に贈るエロ情報は、10年ほど前の12月の出来事について。当時はあまりまともなお仕事にありつけず、アルバイトをして糊口を凌いでいた。ライターなんてものは風俗に限らずどの世界でもかなりの一流どころ、あるいは有名どころでもなければそれだけで生活していけない悲しい生き物たちである。今とて生活そのものは当時と大して変わらないけれど、あの頃はどん底の日々。

街はいわゆる12月の風情を醸し出していて、楽しそうに繁華街を歩く恋人同士を羨望の眼差しで睨みつけていた。しかしそんな男に素敵な女性が近寄ってくることなどあるわけもない。抱く相手もいない中、たまたま見かけたいやらしい身体つきの女性の記憶を持ち帰る。脳内で無理やり犯しては単独プレーで自らを慰めるような、今時中学生でもまずやらないだろうなという荒んだ日々が続く。

素人女性とセックスしたいが手頃な相手が見つからない。かといって毎回風俗なんて高額で手が出せない。となるとこれは無料の出会い系だということでヒマさえあればメール送信。よく使っていたのは今は亡き『ノエル』で、出会い系サイトのブームの頃に遊んでいた人にはおなじみのやつ。偶然にもそれはクリスマスを意味する言葉なのだが、根気よく続けているとたまーに出会えることも。

ただ勝手に同時登録されるサイトは本当に悪質で、いくらメールを送っても出会えないサイトだった。私はその性質を知っていたため、そっちは無料で提供されるポイントで遊んだらすぐに退会していた。それまでに『ノエル』では何人かの女性と会うことはできたけど人妻でそこそこ年上。抱き心地は悪いとまではいかないものの、やはり年齢からくるいくらかのくたびれた感は否めなかった。

そんな時にたまたま知り合った自称23歳の女性。メールがいい感じに盛り上がって渋谷で会うことになった。最近の渋谷はどんな感じなのか全く想像もつかないが、当時はまだセンター街が非常に危うい空気を漂わせていた。とりあえず初回デートということで顔合わせ。黒髪に色白で、ややぽっちゃりのかわいらしい女の子。ただ1つ気になるのが、これって本当に23歳なのかな? ということ。

普通年齢が気になるのはサバ読みで、風俗と同様に出会い系の世界でも年齢詐称は日常茶飯事。ただし今回は逆かも知れない。デザイン関係の会社に勤めていると言っていたが極めて童顔で、服装も社会人っぽくはない。そしてその童顔はとにかく最近結婚した卓球の福原愛にあまりに似ていた。見た目だけなら現役さんでも通じるんではないか。まずはということで普通にカフェでお茶をする。

とにかく明るくていい子だった。話が盛り上がり、お互い2人きりになりたかったのでカラオケボックスに行くことに。実際はカラオケなんてそっちのけでイチャイチャしたかった。あの有名な卓球選手似の彼女を抱き寄せキスをする。キスは拒まないが、それ以上は初日はダメとのことで先まで進展せず。次回デートの約束を取り付け初デートは終了。次のデートでは、してもいいんだとか。

どうも「初回はなし」は彼女なりのポリシーだった様子。2回目のデートも確か12月の夜。今回は駆け引きが必要なく、出会ってそのまま百軒店のBeatWAVEにしけこむ。彼女は相当のスキモノらしく部屋に入るなり私を求めてきた。シャワーなしでもいいと言う。でも念のためとこちらからシャワーに誘導。その代わり一緒に入って洗いっこしようということに。一緒のお風呂は今でも好き。

乳首や股間をボディソープいっぱいの手で洗ってあげると、よほど気持ちいいのか彼女は卑猥な声を上げていた。おっぱいが大きいことは前回の時点で少し揉んで確認済だったのだが、印象に残ったのはその形。単に大きいだけでなく、とにかく真っ直ぐ前を向いている。おっぱいというのは、重力に敗北していくものだとばかり思っていたのだが… これってもしかして10代とかじゃないのか?

私は高校時代に同級生や先輩後輩含め、いわゆる「現役」の彼女がいたことはなかった。なのでその年代の女の子のおっぱいについて詳細に語ることは極めて難しい。こんなにも力強い胸は初めてじゃ。身分証明書をチェックしたわけではないが(※)その肉体が物語っている。これは単に幼く見えるだけではないと確信した。「おそらく現役だろうな」 罪悪感みたいなものが沸くかと思った。

実際にはそんなものは全くなかった。明らかに若いとわかっている肉体に対して抗うのは困難であったし、それ以上に彼女があまりにもド変態過ぎるから。ベッドに戻ってからというもの、私のモノを口に含んでしゃぶり尽くして離さない。とにかくこうしているのが好きみたいで、ずっと楽しそうに奉仕してくれていた。感度も抜群で濡れ具合も完璧、そうこうしているうちにいざ本番へ。

すると彼女から「生じゃなきゃいやだ」宣言が。ビールは生が美味しいのは知っているけど、生には様々なリスクが考えられるからちょっとなーと。一瞬思ったけど、そういうことなら遠慮なくということでそのまま突入。決して巨根の持ち主というわけではないのだが、彼女からすると「おっき過ぎる」サイズだったらしく快感に溺れまくっていた。結局その日は気が合って3回戦まで消化。

さすがに中に出すことはしなかったが、ああなるほどこれは確かにハマる人はハマるだろうなぁ… としみじみ思った。と同時にその後の世の中が、18歳未満との性行為を規制する方向に動いたのは理解できる。彼女とは会おうと思えばいくらでもチャンスがあったが、その後しばらくは生活のための仕事が入っていることもあり次回デートの約束はとりつけられず、そしてそのまま音信不通。

結局そのままなり2度と出会うことはなかった。出会い系というのは、その場で次回の約束を決めないとだいたいこうなるものである。それに彼女も継続したお付き合いを望んでいたのではなく、とにかく経験というか本数を稼ぎたかったのかも知れない。そういうことでのカーストや横並びの意識があるのが、ああいう年代の女子だったりするものなので。自分のは何本目だったのだろうか?

今どこで何をしているのかな…

※ 当時は出会い系サイトにおいて年齢認証は不要で、こういうケースは他にもけっこうあったものと想定される

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