やる気のないガールズバーの女たち

ガールズバーというジャンルをご存じでしょうか? ジャンルとしてはいわゆるカンパイワークの部類で、若い女の子がカウンター越しに話し相手になってくれるサービスを提供しています。キャバクラ等との違いは同席して(同じテーブルに腰かけて)の接客があるかないかであり、カウンターを挟んでいる分女の子との距離があるため料金が安く設定されています。

この距離感というのは非常に重要な要素であり、おそらくキャバクラ等の人気の秘密はその近さにあるんだと思われます。その近さがガールズバーにはないため、今でもあるのか知りませんが視覚で楽しませる工夫がされたりします。例えばカウンターが透明になっていて女の子のフトモモとかを嘗め回すように見ることができるなんてお店があるなんて聞いたことが。

かつて知人に連れられてガールズバーに2度ほど行きましたが、もう行かなくてもいいかな… と思うものでした。キャバクラとの違いはその圧倒的な素人感であり、いかにもプロという接客ではなくそこそこかわいい店員さんが楽しく立ち話で対応してくれる感じ。どちらかというとそういうのが好きな人もいて、かつての風俗でなくメンズエステに行く感覚と似ている。

あわよくばいい思いができるかも知れない。キャバクラの女の子を口説き落とせる確率は低いけど、ガールズバーだったら仲良くなればアフターでエロい展開に持っていけるかも。たぶんそう思って通っている男性もいるのでしょう。ガールズバーの給与は極めて安いらしいので、少々お金にモノを言わせれば何とかなるという期待があの産業を支えているんだと思います。

キャバクラ嬢ほどじゃないにしても、ガールズバーの女の子を口説き落とすのも簡単ではないような気が。キャバクラほど営業攻勢をかけなくてはいけない業態なのかわかりませんが、ガールズバーの女の子はあまりガツガツ来てもらおうという意欲に乏しい印象があります。それは風俗の子が名刺配りとかに必死な一方でメンズエステの子が個人営業しないのと同じ。

少なくとも私の知るいくつかの繁華街で見たチラシを配らされている女の子たちはずっとスマホの画面見ていてやる気がなく、とてもじゃないけどそのお店に行きたいとは思えないような雰囲気でした。客引きをあまり強引にやってはいけないエリアということもあるのかも知れませんが、あれはガールズバーの女の子の実情をよく表しているような気がしてなりません。

淡い期待というのはだいたいその通りにならないものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る