立ち売り「太田酒店」のメディア戦略

太田酒店は日本のプロ野球チーム「千葉ロッテマリーンズ」の本拠地である、ZOZOマリンスタジアムで立ち売り販売をしている会社です。球場で扱っているビールの銘柄はヱビスとサッポロ黒ラベルです。おそらく酒屋としての部門と立ち売りをしている部門があるのでしょうが、独占販売しているわけではなく他の銘柄については太田酒店ではなくて他の会社が担っています。

ちなみにZOZOマリンでアサヒビールを扱っているのが、千葉県内で『志ん橋寿司』を営んでいる新橋食品です。またキリンビールを扱っているのが主に千葉県内でスーパー等を運営している飴安商店です。東京ドームはビールメーカーが自社部門で直販しているようですが、おそらく他のプロ野球の本拠地でも同じような形で地元業者が参入しているのではないかと想像されます。

この3社を比較すると圧倒的に太田酒店のメディア戦略が秀逸です。といってもHPを有効活用しているとかTwitterやってるとかのレベルですが。仕事の内容をHPでわかりやすく説明したり、ビール工場見学の様子や売り子さんの動画をアップしたりと積極的な姿勢が見られます。こういう活動をこまめにやると販促にもなるし、採用という観点においにも確実にプラスになるでしょう。

そうでなくても殊にここ2~3年は「美人売り子特集」なんて言って立ち売りを扱うメディアが増えたように思っています。やはり「おのののか」のようなタレントさんが出たことも影響しているとはいえ、個人的な見解としては新たな女子大生ブームの一環ではないかと。さらに言えば偶然かも知れませんがパパ活が話題になった時期と重複しているのが非常に興味深いことだなぁと。

パパ活立ち売り。その中心となるのは大学生や短大・専門学校生たちでしょうが、両者には似ている部分と異なる部分が内在しています。女としての部分を前面に出すという点では類似しているけれどお金の稼ぎ方はまさに正反対。外見的な魅力と対人能力が重要である点はほぼ一緒だけど、努力もせずに飯奢らせてお金をまきあげるパパ活と体力も使う重労働である立売販売

もう1つ気づいたソックリな点としては、どちらも業態としてアナログであるということ。これだけデジタルでAIがどうのこうのと言われる時代において泥臭いまでに人が接するという側面を色濃く残している。結局は人はそこから逃れられないのかなってことでしょうか。アダルトVRがどこまでリアルであっても結局は体温や触感がないので虚しくなるのがその象徴のような気がします。

メディア戦略、ということにおいては近日Libido-Laboも大きな発表をするのでお楽しみに!!

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