岡村隆史のラジオ発言

※ 5/11(月)加筆しました

各所で話題になっているようでして。事の発端は、彼がパーソナリティを務めるラジオ番組で読者から寄せられた質問に対する発言内容です。今は風俗に行けなくても、コロナが収束した頃には風俗業界で働かざるを得なくなる女性が流入してくるタイミングが来る。そこを狙っていけばいいことあるよ、みたいなことを言ったんだとか。それについて藤田孝典をはじめ批判が殺到している様子。

ラジオでの放言という部分もあるのでしょうが、色々な意味で「わざわざ言わなくてもよかったのに」という印象が否めません。今の世の中の風潮からして、女性蔑視と取られる内容を有名人が公の電波で流すべきじゃなかった。ただ思っているだけなら自由なのに、どうして言っちゃったんですかね。サービスというか楽しませようと思ったんでしょうか。しかしこれって生放送中のことなの?

ラジオにも収録があるのは知っていますが、これがもし仮に収録したものでそのまま流したとしたら色々な意味合いで「故意」の匂いも感じる。生放送だったとしても、そのハガキというか質問を選んだ目的は何だったのだろうか。つまりそれは製作者側が仕組んだものなのかも知れない。岡村隆史をかばうつもりはないのですが、乗せられ嵌められたという可能性も否定できないのではないか?

そこには風俗をめぐる本質も見え隠れします。本来なら高いお金を払って遊びに行くものなので、外見の好みもさることながら本来は「満足できる≒技術力のある」相手が理想です。つまりそれはプロということになる。ところがプロというのはプロであるがゆえに義務感も生じてしまう。なのでいかにもそんな感じには見えない相手、つまり素人っぽさを求める男性が多いということでもある。

素人ならではの初心な反応が見たいとか、業界の経験が浅いなら色々と自分好みに仕込めそうだなとか。あわよくば過剰サービスに持ち込もうかなとか。やむなく風俗に身を落とす女性の中には、この仕事をやる上での覚悟のようなものがまだ固まってないこともあるでしょう。彼の発言はまさにそういう所に付け込もうとする内容であり、その意味で非常に下衆であるというのが本質なのかと。

実際にはこの業界に素人なんてものは存在しないわけで、どうあれプロにならざるを得ない。逆にむしろあえて素人っぽさを演出するプロもいますが、そういうのこそ本物のプロなんじゃないかなと。おそらく彼は無類の風俗好きで、かなりの時間とお金を費やしているのわかります。そういう男性ほど玄人を避ける傾向にあるものであり、風俗好きというよりはもはや依存症なのかも知れない。

ちょっと穿った見方をするならば、もしかしたら自分が特定の女の子やお店や産業そのものを買い支えている自負すらあるのかも。性産業にハマる男性がいかにも抱きそうな考えではある。ただそれはある意味で間違ってなく、有名なお笑い芸人で収入もかなりあるだろうからそういう側面もあるのでしょう。端から見ると、それは「太客」または「依存」という言葉に変換されるわけなのだが。

仮にそうであるなら、やはりわざわざ余計なことを言わない方がカッコよかったかなと。買い支えるというのは性産業に限ったことではありません。例えば好きなアイドルのCDやグッズを大量に買ったり、好きな飲食店で食事するのも同じことです。特に今のご時世、この買い支えるというのが非常に大きな意味を持つようになってきました。でもどれもアピールしないのがスマートな姿勢か。

本来は欲望を満たす、あるいは日頃の鬱憤を晴らすために行く場所。カッコイイ理由なんて必要ないので、別に欲望や感情剥き出しでもいいのです。ところがこういう世界にも暗黙のマナーやルールみたいのがあり、ある程度は紳士的な方がいい思いができることが多い。小汚いよりは清潔感があった方がウケがいいし、言葉にしても粗いよりは丁寧な方がいいに決まってる。人同士のものだし。

その後ラジオで謝罪があり、相方である矢部浩之がサプライズというか出演して説教するという展開に。それに対してまた藤田孝典が物申すみたいなことになっていました。ただ様々な意見はあれど、当初の「岡村ないわ」という風潮からはだいぶ落ち着いたように思います。これは日本社会にありがちな「判官贔屓」というもので、窮地に立たされている者をそれ以上叩かない風潮があります。

そうなると今後はむしろ藤田孝典の方が「何様だ」と叩かれることに。バックボーンとしてファンの多さとかを考えると、こういう状況になれば岡村に軍配が上がるのは誰が見ても明らかなわけで。問題提起はともかくとして、謝罪に対する発言はその辺のパワーバランスを見越した上でのことなのか。 まあ藤田氏もこれ以上この話題で引っぱろうという意図は、色んな意味でないようなので。

最後に、ご意見番ぶる芸人やタレントというのが一定数います。最近の岡村隆史もそういう節があり、度を過ぎるとお笑い芸人として笑えなくなる部分がありました。さて、彼は今回の一言で全てを失ってしまうのか? 今後の動向に注目したいと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る