<2015年11月20日>
『性欲の抑制と副産物』
男性が女性のスカートの中を盗撮するっていう事件は後を絶ちませんが、逆に女性が男性のチンコを覗き見たいという願望があるなんてことはほとんど聞いた事が無く(笑)だので女性が男性を盗撮するなんていうことはまあ、何か探偵の仕事絡みだとかで性欲に基づいたものではありません。つまり男性に特有の性癖なのです。盗撮というのは。
この図は、性欲を司るホルモンの分泌量の年齢による変化です。これによると、男性は15歳前後のところでかなり爆発的な性欲の増大を迎える。ところがこの時期というのは普通に中学、高校、大学と受験を控えた時期でもあったりするわけで、おいそれとそっちの方向に走る訳にもいかんわけです。「セックスの初体験の年齢が低ければ低いほど、学歴が低くなる」という統計は有名で、つまりこの時期に男性はエロをガマンして勉強しないといけない、それでなんとか良い大学や大企業に入っていくことができるわけですが、学生だった時期に抑制された性欲というのが、歪んだ形で出てくるのが盗撮癖だったりするのではないかと思うのです。「ええ!?こんな人が盗撮を!?」という意外性と面白さを提供したいというマスコミ側のバイアスは当然あるものの、盗撮で捕まる男性には基本的にインテリが多い。大きな損失です。
学生時代にガッツリ勉強しつつも、性欲をしっかり開放しておく。なんかそういうメソッドが盗撮犯を予防するのに重要なんじゃないかと思ったりします。
<2015年5月23日>
『中毒もしくは依存症としての盗撮癖』
田代まさしさんの著作を2つ読んでみました。懲役刑を終えて2009年に書かれた本。その後再度逮捕されて、さらに服役した後2014年に書かれたものの2冊です。
覚醒剤を1度使うと、覚醒剤使用による快楽の回路が脳に出来上がってしまい、覚醒剤を見せられるともはや自分の意思ではどうあっても逆らえないというかたちになってしまうのだそうです。
おそらく盗撮にも同じようなところはあって、覚醒剤の代わりに「ミニスカートの女性」を据えれば全く同じことになるのではないかと。
最終的に、田代さんは「DARC(ダルク)」という、薬物依存から抜け出す(正確には、抜けだし続ける、薬物をやめつづける)自助グループに所属し、知名度を活かした講演活動などに尽力することで社会への償いを始めています。
この「集団で、止め続ける」
というメソッドは、アルコール依存症に対する手法としても存在しています。「皆で止め続けているのに、自分が脱落したらこの人達を悲しませることになる。」という意識が重要みたいですね。
盗撮にも、この手の自助グループ的なものが必要かもしれません。
<2015年4月6日>
『脳と性欲』
異常な性行動(性的逸脱)というのは、胎児期から生後8歳までの間に脳内にインプットされた、生理的・心理的なひずみによって持たされる、とのことです。この時期に一体何があるんでしょう?これから読んでみます。
<2015年4月5日>
『やろうと思えばできるが、理性でやらない。というのは難しい。』
もう随分前になりますが、プロゴルファーのタイガーウッズ氏が、10数人もの女性と不倫をしていたということがスクープされたことがありました。彼は自分が性依存症であるということを告白し、治療中だということを述べました。
水泳選手のイアン・ソープ氏も、自分が性依存であるということを述べていました。オリンピックで金メダルを獲った後の彼の人生の転落ぶりが最近ネットで取り上げられて話題になっていました。
ネオヒルズ族(要するにITを駆使して圧倒的な若さで巨万の富を手に入れた人)を自称する与沢翼氏も、同じようなことを述べていました。「やればやるほどさらに貪欲になっていった」
とんでもない金額を手にして、その金で自分の好きに出来ると分かっていて「敢えてやらない」というのは、特に人間の本能に根ざした部分については非常に難しいようです。
人間、可能性が0のことについてはやりたいとか、出来なくて悔しいなんてことを思いもしないものです。ところが、やろうと思えばできてしまうという状況に置かれて、特にエロの分野については抑制を効かせるというのは本当に難しいのだろうなと。
どうしたもんですかね・・・。(´ε`;)