今から10年ちょい前の話。まだスマホもなく、ソーシャルメディアもせいぜいmixiかなという頃、かなりの数の出会い系サイトなるものが世の中に存在していました。2000年代に入って「パソコンからのインターネット接続が定額制に」というのが定着したことで、その盛り上がりに拍車をかけたというのが裏事情としてあります。それから10年が経過し、現状が気になって調べてみました。
当時から優良であると言われていたいくつかのサイトは今でも生き残っていて、出会い以外の様々な機能を有した「ポップで明るい」場所になっていました。未だにセクシーな女性がサイトのトップに鎮座していたり「不倫」を全面に出した所もたまに見られますが、あれはいわゆる「絶対に出会えない系サイト」です。お金だけたくさん取る割には、実際の女性は誰1人いなかったりする。
この手のサイトがまっとうな形で生き残るためのキーワードはその辺りにあったのでしょう。当時も今でも出会い系サイトのイメージはいかがわしいものであり、一般的なソーシャルメディアと違って利用していることを公言することはまずありません。だから表面上だけでも裏街道路線から脱却することが重要だった。またソーシャルメディアの盛り上がりを受け止めた機能の追加も不可欠。
アプリ化を含めたスマホへの完全対応。これができななかった「そこそこ出会えたはずのサイト」の多くがどうやら淘汰されていったようです。ただ、生き残っているサイトについても早晩終わりのタイミングがやって来るかなという印象を受けました。方向性は決して間違っていないと思うのですが、かつてあった独特の怪しい魅力は削ぎ落とされてしまった。援デリの問題もあるしなぁ。
パンチラ規制に見せパンやキャミ、これらと同じような世の中の流れの一環なのでしょうかね。
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