メンズエステの凋落

長年取材と称した訪問を続けてきたメンズエステにもいよいよ限界がやってきました。現在のメンエスが厳しくなってきていると思う理由は3つほどあります。

1.サービス内容の固定化

結局のところ、メンズエステがやろうとしていることはどこも同じです。新しいサービスが生まれにくく、人間の増大する欲望にあまり対応できていません。本当にいい思いをできるのは一部の男性だけで、大半は最小限のサービスすら受け取ることはできません。もしこのまま何も進化がないのでは、早晩飽きられるのは日の目を見るより明らかです。今のメンエスはそれに陥っている気がする。

2.サービス内容の劣化

通い始めた頃、メンズエステの世界にはまだたくさんの技術者というか熟練工がいました。しかし彼女らが高齢化して引退し技術が伝承されない(というか性質上伝承が難しい)ままに世代交代が進んだ結果、プロと呼べる人が圧倒的に減りました。従来であればほぼ参入しなかった20代前半の女の子も最近ではかなり増えていると聞きます。ただ彼女らに確たる技術はないのは明白なわけであり。

彼女らは若さだけがメリットで、しかもそれを全面に出しているだけなのでほぼ成長しません。つまりあまり苦労しなくて稼げる手段としてやっているような子が多く、値段未満のサービスしか受けられなくなってきています。しかもあまりエロい期待をしても叶わないことが多く、叶えるにしてもそれなりの+αを求められることも。こういったセラピストばかりいては先細りするしかないかと。

3.価格の上昇

そもそもメンズエステは風俗店より低価格でそこそこ楽しめる部分にその価値がありました。ところがここ2~3年、消費増税分を上乗せしたかったのか単純に稼げると思ったのか、強気の価格設定をしているお店が増えました。結果として風俗店との価格差は縮まりサービス内容の割に高い印象。アベノミクスによる恩恵を受けた一流企業のリーマンはメンズエステにはまず足を運びません。

お店を支えているのは生活水準が向上していないような層の人たちです。体力勝負で続くわけがない。この手のお店が消えてしまうとしたら、新しい何かが生まれないと性の捌け口がなくなり公安上望ましくない状況になる可能性は十分に考えられます。やっぱりその手のお店をちゃんと合法化する仕組みは重要じゃないか。補助金の1つでも出してみれば、少しは価格上昇も抑制できるのでは?

メリットしかないように思うのですが、誰かそういう政治家とか出てこないかなぁ。

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