メンズエステ人生を振り返る ~黎明期④~

さて「Coco-Relax(ココリラックス)」 のもう1つの特徴である「施術内容の組み合わせシステム」とはいったい何なのか。これは今でいう「ディープリンパ」オプションの起源だと思われる。元来メンズエステには「回春」という名の鼠径部施術がデフォでついていた。ただそれは全体の施術時間の終盤(だいたい残り10~15分)に固定されているものであり、例えばいきなりとか最初から最後までずっとというのはありえないことだった。

そんな顧客の変態的なニーズに応えるために、鼠径部周回を長くしてあげる代わりに追加料金を徴収するような手法が生まれた。今や大半のお店で採用され、完全に市民権を得たディープリンパ。お店にもよるがだいたい3,000円ほど追加することで伸びる鼠径部タイムとチンコ。1,000円単位で10分ずつ追加していくタイプもある。ただこれはあくまで施術時間の中の一部が鼠径部に昇格するだけで、施術時間そのものが長くなるわけではない。

確か「Coco-Relax(ココリラックス)」はさらにそれを好みに合わせてカスタマイズできた。通常マッサージが10分で1,500円、リンパマッサージが10分で2,000円みたいな感じだったか。これらを組み合わせて最低60分以上になればOKという感じだったはず。これにより現在でもあるようなALL仰向け、ALL鼠径部みたいなことが実現可能になったのである。全く同じお店で健全店から過激店まで幅広く楽しむことができる画期的なシステム。

60-30あるいは50-20みたいな遊び方が多かったかなぁ。ただこれはここが発祥というわけではなく、先にどっか他のお店がやっていたことらしい。よく名古屋のプロヴァンスとかいう言葉を当時よく聞いた記憶がありますが詳細はわかりません。どの部屋もきれいでアメニティの趣味も良。確か赤坂見附は本当の意味でベッド施術で、あれはあれで非常に興奮した記憶があります。あとオーディオに凝っていたのか流す音楽がいい音がしてた。

ワンルームタイプで現実世界から夢の世界へと誘う。今でこそワンルームは珍しくも何ともないですが、あそこまで高級感を演出したお店は知る限り他にはなかった。そもそもあの頃はワンルーム自体がそんなに多くなかったように思う。それでいて価格も今ほど高いわけではなく良心的でもあった。であるがゆえにもう少しセラピストのルックスが厳選採用だったら… 1度だけ松雪泰子似の美人にあたったことがあるがそれ以外はちょっと…

世の中にはいわゆる「ブス専」みたいな方がいらっしゃるわけですが、店長かオーナーの趣味なんて噂もありましたね。人生のどん底を支えその後のやや浮上も扶助してくれた 「Coco-Relax(ココリラックス)」は、程なくしていったん消えます。真相はわかりませんが贅沢と高級感の裏返しで利益を取りにくい体質だったのかなと推測されます。あるいは本業の方で何かあったのかも。あれで儲けようとしていたわけではなさそうですが。

数年後に新富町あたりで店名を変えて復活し、その際に1度だけ訪問したことがあります。かつてのセラピスト達が微妙にわかるかわからないかくらいの改名を経て在籍。最もリピートしていたセラピストと同一人物と推測される人を指名しました。当時から別に美人でも何でもありません。前は29歳でやっていたはずなのでおそらく実際は30代半ば以上でしょう。たぶん施術内容は一緒でしょうがこの数年で彼女がどう変化しているのか。

玄関を開けた瞬間思わず「ウッ」となりました。想定以上に経年劣化していたのです。丸顔で比較的年齢を感じさせないタイプのセラピストだったと思うのですが、正直萎びた感じは否めませんでした。これがどストライクであったらもっとショックだったのかも知れません。失望で会話が続きませんでした。これが夫婦など毎日顔を合わせるような親しい間柄ならまだしも、お金を払って会えるアイドルがこれではさすがに割に合わない。

思い出は思い出のまま眠らせておくべき。そしてせっかく出会うのなら内容はどうあれ少しでも若いに越したことはない。これらの信条はこの時の経験から来ています。かつて入ったことのあるセラピストが数年後に他店で復帰なんてのをたまに目にしますが、絶対に入らないようにしています。そして女子大生セラピストが増えるのはもう少し後ですが、技術的にも寛容さでも未熟でハズレの可能性が高いのに突入するのはそういうこと。

技術よりも若さ、そして技術よりもドキドキ重視。今考えてみるとあの時(2010年代半ば?)抱いた気持ちと現実のメンズエステは全く同じ方向に進んでいると気づきます。次回で黎明期シリーズはいったん終了、同時期に遊んでいた他のいくつかのお店について触れていこうと思う。

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