・店舗HP
2022年の7月に消滅したため存在せず。
・アクセス
JR総武線の津田沼駅から徒歩5分。新京成線の新津田沼駅から徒歩1分。相互の駅に乗り換える人がたくさん歩いている、通りに面したビルに位置。他にもいくつかマッサージ店等々が入っていて、普通の人であればまず入っていかない雰囲気の建物。
車での訪問はやや微妙。近隣にコインパーキングはあるにはあるが、お店のすぐ近くにあるかというとそういう感じでもない。どうしても車での場合はイオンに駐車して、一定金額まで買い物をして「〇〇時間無料」を獲得するのが無難と思われる。
・部屋
一応3DKで、果たして築何年目なんだろうかというレベルで古い。3部屋あるうちの2部屋はそこそこ広くて特に問題はない。ただ残る1部屋がかなりのハズレルームで、極端に狭いだけでなくエアコンが設置していない、よって夏と冬は地獄となる。
ちなみにダイニングスペースに運営者が常駐し、設備費を節約して運営している。廊下はいわゆる東南アジア風で、あちこちにひと昔前のメンズエステの面影が。風呂もかなり狭い&汚く、最終的には修理されたが長らく扉にヒビが入ったまま放置。
・セラピスト
10代から30代まで幅広いセラピストが在籍。高年齢になればなるほど年齢詐称もそれなりにあったが、そこまで気になるレベルではない。セラピストたちはほとんど顔出しはしておらず、今でいうパネマジという言葉ともほぼ無縁のお店ではあった。
一時期は若くかわいいセラピストがたくさんいたが、2019年3~4月を境にセラピストが大量退店し運営の危機に陥る。おそらくオーナーか店長が変わって、何か大きな運営方針の変更があったのではと推測される。その後は少数セラピストで細々に。
・衣装
オープン当初は色気のない黒のユニクロワンピースだったが、途中から私服での施術スタイルに変更。全員というわけでないものの、多くがタイトミニを着用。お迎え時と施術時で特に衣装の変更はなくて、着替えが絡んだオプションも存在しない。
タイトミニ中心なので、仰向け施術では非常に美しいパンチラが待っている。ただしこの手の衣装が、メンエスにおいて主流となったのは2010年代の初頭まで。よって現在の密着が中心の施術内容からすると、やや古典的な衣装になるかも知れない。
・料金
このお店は基本時間が90分でなく80分制で12,000円。ちなみにその前後となると50分9,000円とか110分16,000円というラインナップ。指名の場合+1,000 円で、ディープリンパや衣装チェンジ等のオプションなし。昨今のメンズエステからすると破格。
消費税の増税など、その間には様々なことがあった。にも拘わらずオープン当初から料金設定は変わっていない。安いことは利用者からすればありがたいが、働く側にしてみればあれだけの内容であの金額は割に合わない。その辺も影響したのかもね。
・紙パンツやお風呂
このお店は他店にはない特徴があり、それは紙パンツというものが存在しないこと。穿いたとしても結果的に脱がされるとかではなく、そもそもバスルームにすら置いてない。穿かないで済む解放感を味わえるのは、ここ以外ではガネーシャくらいか。
これは昔からそういうスタイルで営業していた、ということもあるのだろう。ただ他のお店が紙パンツを使っていることは知っていただろうし、おそらくその購入費すらケチっていたのではないか。ちなみにお風呂についてはすでに触れたので割愛で。
・営業時間
12:00オープンでラストが23:00終了くらいまでだったかと。一貫して日付を超えて営業はしないスタイル。電車とかで通う人が多いお店と思われるので、深夜営業しないのはある意味で合理的。余談だが深夜営業の是非について、少しだけ触れておく。
1人でも多くの客を取る、という可能性を追求するなら深夜営業はメリットあり。一方で運営の負担や変態客の出没リスクを考えると、深夜営業はデメリットしかない。どちらを選ぶかは経営判断でもある。一方で最近は早朝営業というのも見られる。
・運営
詳細はともかく、電話対応だけはよかったイメージ。予約時に不快な気分になったことはない。ただダイニングスペースあたりに運営スタッフが控えており、セキュリティー面ではよくても癒し要素としては大きなマイナスだったのではないだろうか。
またお茶を引いているセラピストが、そこで運営スタッフと大声で談笑することも珍しくなかった。その意味では店舗運営者がルームに常駐することは、セキュリティーとは別の観点であまり歓迎できない。結局そういう所から綻びていくものだから。
・歴史(年号と月は若干怪しい)
2009年か2010年あたりには既に存在していた。その時点でオープンして間もない頃であったため、10年以上は続いている。同じ場所で10年も続くメンエスというのは珍しい。よほどその手の営業に対し甘い地域だったのか、あるいは運がよかったのか。
今のようにメンズエステがブームとなる前から、営業を開始していたことはそれなりに先見の明があったということ。その点においては一定の評価に値するものであろう。それゆえに最後の荒廃して終わってしまった点は非常にもったいない気がする。
・系列店
船橋にあるガネーシャから、分離独立した店舗であるという噂はよく出ていた。ただしお互いのお店でセラピストの行き来はなく、厳密には系列店ではないのだろう。経営者が同じかどうかについても最後までわからず、それ以外の系列店もわからず。
経営末期の頃になると採用難を解消するために、親交のある他店の経営者から不採用になったセラピストを融通してもらっていた模様。お店間でそういうつながりがあることもあるのだなと。しかしその不採用理由、魅力の問題か経験値の問題なのか。
・弔いの言葉
定番から一気に化石に変わっていったお店。楽しい思い出もあるし一時代を築いたことは間違いないのだが、一時代を築いたがためにそれまでの手法に縛られたのか。新しいものを取り入れることができず、変化しながら生存できなかったのが難点か。
衰退のきっかけが客離れの前に、セラピスト離れから始まるのはよくある話。しかしながらそれは女衒を生業とするものとしては失格であると言える。もはや津田沼はパチンコもそうだが、メンエス目的で行くには何の価値のない地域になったよなぁ。
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