タレント売り子とは何だったのか

もう7~8年前でしょうか、とある野球場にて立ち売りの女の子を集めてアイドルユニットを結成したことがありました。確かカンパイガールズという名前で、2~3年ほどメンバーを入れ替えながら活動していた記憶があります。そもそもこの頃から売り子さん自体がもてはやされるようになって、売り子やってました系のタレントさんも出てくるように。また芸能活動をすることはなくてもアイドル的な人気を博した方も。

ただコロナでいったんその流れが断ち切られ、今は以前と比べるとやや落ち着きつつある。そういえば『ボールパークでつかまえて!』が連載され始めたのは、まさにコロナ初年度だったのですね。あの年に最後の1年という方も全国の野球場に多くいたのではないか。また最後の1年ではなかったけれど見切りをつけ他バイトに転身し戻らなかった方もいることでしょう。色んな方の人生計画を振り回した出来事なのよね。

それはさておきカンパイガールズに話を戻して、あれは必ずしも全員が生粋の立ち売り従事者だけで結成されたものではありませんでした。つまり「売り子からアイドルへ」の他に、半分かそれ以上の方はオーディションによって集められたメンバーであったということ。その上でグループのコンセプト的に売り子になったに過ぎないのです。そんな彼女らはSNSのアカウントを持ち精力的に活動していたのを覚えてます。

芸能事としてやるという事情もあり、色々と難しい点はあったのでしょう。とはいえ最初の1年くらいは全て本職の売り子さんだけで結成した方がよかったように思われます。結局は地場の売り子さんたちの方が存在感があったというのは事実だと思うので。その象徴が最終年である2017年の解散を賭けた販売数チャレンジの結果で、惜しいと言えば惜しいですがある意味で客側が出した答えがこれだったんじゃないのかと。

それに気づいたのかその手の活動は現在に至るまで復刻の動きはなく、このまま沈静化しそう。そもそも物価高もあってビールの販売価格も上昇している今、同じような企画をやっても盛り上がる気配もなさそうですしね。

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