曜日とメンエスの関係② 水曜木曜編

水曜日にともだちが来て、木曜日は送っていった。メンエスにおける、曜日ごとの盛り上がりには大きな差がある。お店として気合が入っていて、セラピストも集客が見込めるため積極的に出勤したがる曜日。一方でお店が諦めていて、セラピストの勤務数も少ない曜日。

勤務するセラピストの立場は置いといて、お店の立場からすれば短日の収支というのはそれほど問題ではない。もちろん短期的な業績もいいに越したことはないのだが、1ヶ月単位や1年単位で利益が出てれば十分。月曜火曜の損失を埋め始めるのが、水曜木曜なのである。

・水曜日

土日休みの方々にとって水曜日は折り返し地点である。仕事の疲れやストレスも溜まり始めた結果、このあたりから徐々に鼠径部のことを考え始める。それに合わせセラピストも潜伏場所から出てきて出勤する。水曜以降ラインナップが豪華になるのは作られた姿なのだ。

さすがに週末ほどの大きな集客はないにしても、出勤すれば安定して客が取れる。週末にお金が必要になるのであればこのあたりで稼いでおきたい。また平日も出て欲しいという店側の要望にもとりあえず対応した感じになるため、人気嬢も水曜日は出勤することが多い。

水曜休みになりやすい業種(やはりサービス業全般、不動産業や商店街でやっているような自営の商店など)もある。また後ほど触れるが、木曜休みの方々にとっては水曜は週末のような響きとなる。しかもこのあたりから、徐々に金持ってそうな職業名が出始めるのだ。

セラピストとの関係を末永く良好なものにしたければ、結局はお金なのだ。お金があるからセラピスト側にも情のようなものが生まれる余地が存在し、お金があるから少々の要求にも耐えられる。そうでなければ見知らぬ男の鼠径部なぞ撫でるメリットなどないのだから。

・木曜日

大まかな感覚として水曜とそれほど大きく変わらない木曜。ただし週末の足音が徐々に近づいてきているのを感じる。金曜遊びたいセラピストは最後の追い込みへ、また週末の予約合戦を避け、あえて木曜にメンエスに赴く男性客も少なくはない。実は面白いのが木曜日。

水曜もだが、木曜が休みになりやすいのが開業医である。そんな休みの日に他の病院でアルバイトということもあるのだろうが、お金の匂いがする客層に対してはセラピストたちも貪欲である。医師が休みの日に、クリニック勤務の看護師セラピストに鼠径部してもらう。

そんな滑稽なシーンが、木曜のどこかで展開されているのかも知れない。現代は医師も看護師もコスパタイパの時代であり、夜勤があって不規則な科は敬遠されやすい。若者はみな美容外科に流れてるとのことで、いずれ日本ではまともな医療は期待できなくなるのかも。

そういえば官僚の世界でも、優秀な東大生ほど目指さなくなっていると聞く。いくら国家に関する仕事に関わる魅力があっても、安月給で自分より頭の悪い議員にこき使われるのは好まない。同じ頭脳を持つなら、それこそ投資銀行にでも就職してお金を稼ぎたいのかと。

次回③では、残る金曜と土曜と日曜について触れていきます!

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