さて、前回に引き続きPcolleでの売上がだいぶ厳しくなってきている状況を考察したいと思います。Libido-Laboの方針とは矛盾しますが、この世界は商品数と売上が常に比例するわけではありません。まずは1つのヒット作を創出できるかでありその1度のヒットが一種の信用というか起爆剤になります。それがあると後に作品をリリースした際に安定した販売数につながっていく。
ヒットを生む→後の作品も売れる→またヒットが生まれる→過去作品が売れる… というサイクルを一定周期で回せたら理想的です。賛否両論あるとは思いますが人気販売委託者さんがリリースする全ての作品が、どれも全て良作であるなんてことはありえません。中には微妙な撮れ高であっても無理矢理商品に組み込まれることは普通にあり得るし、いわゆる「顔」で売れた作品もある。
まさにその「ヒット」の有無次第なのです。そしてそのヒットには作品そのものの魅力もさることながら、作品と販売サイト、あるいは作品と顧客層とのマッチングというのもこれまた同じくらいに重要な要素です。当初真新しさや物珍しさでそこそこ注目されていたLibido-Laboですが、どうやらPcolleにおいては今やさほど大きな驚きもなく注目すらされない状況に陥っている模様。
例えばLibido-LaboはFANZA(旧DMM)にも参入していますが、彼らは品行方正なアダルトという雰囲気です。そして同人という分野も持つ彼らの顧客層の広さはかなりものもです。確かに方向性としては同人気質の強い作品なので、そっちに寄せた方がヒットの確率は高いのでしょう。運営側の圧倒的な販売力に支えられているにせよ、新作発表時には過去作品がよく売れます。
そういった意味では追放されてしまいましたが、DLsiteも同人メインだったので悪くなかったのかなと。あのわけわからんレギュレーションがなければねぇ… 同じシチュエーションであってもパンツの色や質が変われば勃起度合いは大いに変わるもの。その本質を彼らは理解していたのだろうか? あの追放は老舗が後発に負けたことによる僻みの結果だと解釈していますけど(笑)
ご存じの通りPcolleが成立した経緯からすれば、顧客が求めているのはかつてのGcolleの隆盛なのです。(この辺はムラサメさんのサイトに詳しいのでぜひ) つまりはマッチングの問題なのですが、ある意味でこちらも実験的なところもあるのでそれは別にいいのです。やや語弊はあるでしょうけどPcolleやGcolleで売れなかったとしてもあまり大勢にほとんど影響がないのです。
とはいえ売れないと何も楽しくないので、それなりに変化は必要です。今後はその辺をゆっくり考えてみたいと思います。
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