日本橋茅場町は思い入れの深い場所です。黎明期とまでは言いませんが、当時まだ知る人ぞ知る(汁人ぞ知る?)レベルだったメンズエステ。初めて行ったお店がそこにあって、日本人スタッフで70分~90分でかかっても15,000円程度。背面やって仰向けになり回春という名の手コキが始まって… 今の相場と内容じゃ考えらえれない遊び方ができるお店が当たり前のように存在していた。
いくつかの店名は忘れてしまいどうしても思い出せません。ただその全てが既に閉店していることだけが事実として残っています。パンチラの世界にも同じことが言えるのですが、2010年代に入るまでの日本ってまだまだ色んな意味で寛容さのある時代だったんだなと。しばらくご無沙汰になってしまっていた茅場町の街に数年ぶりに降り立ち、思い出をかみしめながら街を散策していました。
日曜日はいつもの慌ただしさを忘れたように静かで、飲食店もここぞとばかりに店休。なので時間を潰すような場所の確保に困ったりする。結局スタバが無難な選択肢で、あそこはコンセントがあるのでスマホの充電ができて非常に便利。そして例外はあるものの、界隈のメンズエステはたいてい霊岸橋を渡ったいわゆる新川エリア(霊岸島)のデザイナーズマンションに集中しています。
なのでアクセスという観点からしてもあのスタバは有用なのです。ただ今回は小腹が空いていたのでもう少し先にある『ゆで太郎』へ。そのゆで太郎がもはやカオスでした。周囲はビジネスホテルが多い場所なのですが、近年はビジネスというよりも中国人観光客の拠点として利用されるケースが多い模様。気がつくと周囲にもそれを当て込んだかのような中華料理店が多く見られました。
ゆで太郎の客もほぼ全てが中国人ファミリー客という状況。彼らが券売機の使い方がわからなかったり、かき揚げの意味が伝わらなかったりというのはまあご愛嬌。返却されたトレイには空き缶や空き瓶が散乱していましたが、缶ビールや缶チューハイなど平気で持ち込みをしていることがその理由です。最近は中流層も訪日観光する水準なのでしょう。勢いには感心しますが民度は、ね。
その混乱に拍車をかけているのが店員で、2人いるうちの1人は東南アジアあたりの青年でしょうか。温冷を強く確認しても間違えるだろうなと思ったらやっぱり間違えられました(笑) もはや指摘するのも面倒なんでそのまま食べましたけど、これが今のこの街の姿なのでしょう。元気なのはどちらかというと外国人たちで、今後ますます彼らが目立つようになるのが容易に予想できます。
メンズエステもまだ存在しているとは聞きますが、牙を抜かれた獣のような穏やかな姿になったと聞きます。そろそろこの業界も本格的におしまいですかねぇ。
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