セラピストは期待の言葉で変わるのに

メンズエステも風俗にしても、女の子は売上の全てをもらえるわけではありません。言葉は悪いですが女の子に接客させ、そこから出た売上をお店が決めた分だけピンハネするわけです。まあ運営側は場所を提供したり集客のための宣伝広告をするので、その分の手数料をもらっているだけなのですが。いずれにしても両者の不足している所を補い合いながら、色恋のビジネスは成立するのです。

そして、当然ながらセラピストがやる気を出してくれるか、あるいはそういう環境を作れるかも大きな要素になってきます。メンズエステにおける女の子の管理方法は、風俗とほぼ同じだそうです。お金が稼げるからもっと出勤してみたら?という言い方しかできない運営はおそらくレベルが低い。最終的にはそこが目的であっても、どうやってそこまでもっていくかが腕の見せ所ではないのか。

人ががんばろうとする動機には色々あるらしく、単純作業であれば外的要因(お金だったり物品だったり)でも有効です。ところがクリエイティブな仕事や性的負担を強いる仕事の場合、外的要因だけでは厳しいというのがモチベーションを扱う世界では常識だそうな。内的要因(褒めたりおだてたり)を使うことで心を動かす必要があり、というよりもそれがないとがんばり続けるのは不可能。

もっともわかりやすいのが色管で、運営側が「好きなこの人のためにがんばる」と女の子に思わせたら勝ちです。もちろんガチの恋愛はご法度なので、一時的に心の隙間を埋めるという程度の話でいいのですが。ただ色管も気持ちが変わってしまったら効果がないので、それに頼らない手法が必要なはず。外見を褒めるのもそんなに変わらないと思われるので、どうしたら女の子はがんばるのか?

これはその女の子のタイプにもよるのでしょうが、まずは「あなたに期待しているよ」ということをちゃんと伝えることなんじゃないか。期待されることでプレッシャーに感じる人もいるのでしょうが、通常は期待されて悪い気にはなりません。もちろん期待しているだけで勤務シフトは全く増やしてくれない、あるいは期待しているだけで技術は全く教えてくれないでは意味がないのですが。

だいぶ前にとあるお店で出会った女の子は、あまりお店側から期待されていないことを不満に思って他店との掛け持ちを始めていました。真面目な子で容姿はそんなに優れているわけではない。おそらくそのお店では他の女の子が優遇されていたのでしょう。ところが掛け持ち先ではエース扱いで色々教えてくれる。それにすっかり気を良くして完全移籍も視野に入れているなんて話をしました。

その子の技術や人気はともかくとして、これは完全にお店側の管理能力の差なんだろうなと思いました。その子は結果的にお店側の「期待してる戦略」に嵌っているだけなのですが、本人が気分よく仕事できるならそれでいいのです。1人の絶対的なエースを前面に押し出すのも戦略でしょうけど、絶対的でなくても5人のそこそこ優秀な女の子を揃えられるかどうかもまた重要なのではないか。

その方が全体として売上も伸びそうだし、突然のエース流出というリスクに対しても柔軟に対応できるような気がする。そう考えるとお店の差というのは表面的な在籍している女の子の差ではないということなのでしょう。

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