くすぐり動画の二大課題

先日投稿したくすぐりについて、動画作品が抱え続ける課題についてもあえて書こうと思います。まあこれはくすぐりジャンルに限らず、アダルト系全般が抱える共通の悩みかも知れません。あくまで視聴または購入する側の意見ですが、ユーザーとは常にわがままなものなので。

①上質な出演女性の確保

出演者の質は、昔と比べて圧倒的によくなっています。こんなかわいい子がなぜくすぐりに? と思うようなレベルの子も増えています。ただ全体としては打率.050が.200になったくらいで、改善はしているもののまだ好打者と言えない。これはくすぐり作品の宿命のようなものかと。

それこそ20年くらい前までのくすぐりAVをみればわかるのですが、失礼な言い方をすれば首を傾げたくなるレベルの女優や出演者さんが多かった印象。犯罪風なハードジャンルというわけではないし、もう少し手をあげる人が出てもおかしくないはず。しかしながらなぜだろうか。

ブスがくすぐりAVに出演したがった、というわけではなさそう。希望者が少な過ぎて作成側が選べる立場になかったのが実情かと。これは夜職の世界とは逆の現象であり、夜職であればハードな内容になればなるほど応募者が減る傾向にあったりする。なぜに集まらなかったのか?

これはアダルトビデオの世界では、かわいい子や美人であれば高く売れたからではないか。言い換えればそういうスペックを持っているなら、自分を安売りする必要がない。内容によってできるできないの壁はあるにしろ、どうせ肌をさらすなら覚悟をもって大金を得た方がいい。

何作品か出てからとかならまだしも、爆発的ヒットを生む可能性が低い「くすぐり」に最初から足を踏み入れる必要性はないのです。ただ時代が変わり、様々な考え方や意識も変わってきたのでしょう。その意味では、選択肢が増えたこと自体はいいことなのではないでしょうか。

②製作者側が自己満足に陥りやすい

これこそ永遠の課題のように思います。まあそもそもフェチというものは、自分がやりたい/したいことを突き進むことが前提にあります。それが後にスタンダードになることもあるし、ずっとアングラ趣味のままであることも珍しくない。誰かに阿る必要性は本来ないのですよ。

ただ市場に受け入れられていく、つまり売れるという点を重視するならそこに寄せる努力が不可欠になります。大衆は極端なものは望まず、見た目についても均整の取れたものを好む傾向にあります。それは先に触れた、出演者の外見の良し悪しという要素にもつながるのですが。

そしてそれ以上に動画内容が重要になってきます。くすぐりがテーマであればくすぐりが中心になるのはいいとして、そこに製作者が不要なこだわりを込めることが多い。せっかくの高スペック出演者を確保できているのに、それを無駄使いしてしまうケースの多いこと多いこと。

興味があるのはガチでくすぐり好き勢ばかりではない。くすぐり+微エロくらいがいいと思っている視聴者もいるだろうし、せっかくハイレベルの女の子なら快楽責めやイク姿まで見たくなるもの。まあその辺は契約内容とかもあるので、色々難しいところもあるのでしょうけど。

その変な水着をチョイスしたのはなぜだろうか、せっかく可愛いのだからもっと普通の服装でよかったのではないか。どうして快楽責めまでもっていけなかったのだろう。そのシチュエーションはちょっといらないんだけどなぁ… 等々、1度言い始めるとキリがないことなのですが。

あと最近は自主製作気味な方が増えているからか、カメラアングルを気にしてるからなのか。いずれにしてもいちいち男優がカメラ目線になることがある。基本的に男性視聴者というのは、自分の好みの女の子とドヤ顔して楽しそうにやっている男優を本気でウザいと思っている。

中には客側のニーズを取り入れ、自分たちの趣味と大衆ウケをバランスよく実現している方もいるにはいます。でも未だ多くは自己満中だらけで、これら課題がもう少し解決すると理想的。くすぐりというジャンルがメジャーなものになる上で、避けては通れない道になるのかな。

③まとめ

楽しくてエロいアダルト分野は、男性だけでなく女性からの支持も得やすい。女性を呼び込める数少ないくすぐりの今後に期待しましょう!

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