対面パンチラの思い出

電車内の対面パンチラについて語る機会が多いのは単にそれが大好きだからなのだが、そうなるに至ったきっかけというものがちゃんと存在する。あの経験がなければ、パンチラは好きでも違ったジャンルが好きになっていたかも知れない。コートを着ていたので冬だったと記憶している。ただ自身が高校生だったか卒業してからだったかは曖昧になりつつある。人の記憶なんていつだって曖昧なものなのだ。

まして記憶は時が経過すれば尚更で、本来のものとはかけ離れていることも。盗撮という行為が耐えないのは、犯罪行為であるという側面はともかく記憶の不確実さに対する不安という面もあるな気がしてならない。人間の脳が辛い記憶を忘れるようにできているらしいのは悪いことではないが、逆に嬉しい体験を忘れたくないと思うのも人として当然のことだと思われる。当時どうしても欲しいAVがあった。

東京にでも行かない限り地元では絶対に手に入るわけもなく悶々としていたあの頃。大した下調べもせず行けない距離ではない東京を目指して長時間電車に乗ったが手に入らず、そこの店員が私のエロ熱意に感動したのか知り合いのお店にその場で電話してくれて、そこに行けば取り置きしておいてくれるという手筈となった。ただ肝心の作品自体は5000円もしたがそこまでして手に入れた割には微妙だった。

昔のAVはアイドル女優でもなければそんなもので、パッケージ写真と実際の女優は全然違う顔をしている。ひどい場合には本編に全く存在しないシーンを、あたかもという感じでパッケージ写真に使っていることすらあった。買わせるためには客との騙し合い、出演させるためには女の子との騙し合い。今まさに一部で問題となっている出演強要というのは、もはや業界の構造上の問題ではないかと思われる。

肝心のきっかけはその帰路に起こった。リュックに厳重にしまわれたAVと共に電車に乗っていると20歳くらいのギャルが正面に座った。濃いデニム地のタイトミニスカート姿だったのだが丈は膝上20cm超? 同級生たちには既に女子高生スタイルが確立されていた時代で露出には慣れていたがそのレベルは見たことがなかった。これが後にマイクロミニといって、厚底ブーツとセットで世に広まることになる。

これはもしや… 鼓動が高鳴る。座った当初は脚を組んでガードしていたものの、あの短さではまさに焼け石に水というもの。すぐに脚組みが終わりここから伝説のパンチラタイムが幕を開ける。ずーーーーっと白いパンツが逆三角形の形をして、これでもかというレベルで30分以上見え続けていた。ギャル本人は気づいていないのか、隠すことを諦めているのか露出狂なのかノーガードで見られまくっていた。

ガチガチに勃起しずっと興奮状態で爆発しそうだった。もう記憶はぼやけてしまっているけれど、あの白の印象だけは今でも脳裏に焼き付いている。その日は家に戻って、購入したAVとパンチラの両方でオナニーをした。ただAVの方はせっかく買ったしお金がかかってるから… という義務感覚でオナニーをしたのに対して、ガチオカズはギャルの対面パンチラの方だった。思い出すと今でも股間が疼いてくる。

さすがにここまでずっと見え続けていると、嬉しい反面何だか申し訳ない気持ちになってくるものである。なので電車を降りる時、妙に気を使いそのギャルに対して「パンツがずっと見えてるよ」という今考えれば極めておせっかいでいらない不毛な一言をかけようと近づいてみた。ただし相手にはものすごい不審者に思われ、しっかりと距離をとられて厳重に脚を閉じられた時の表情は今でも忘れられない。

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