広瀬すずさん

ここ数年よく名前を聞く女優さんです。調べてみたら子役時代から活躍しているとのことで、実はけっこうキャリアの長い女優さんだということがわかりました。彼女のファンであるという男性も多いものと思われます。実年齢は知りませんが、今ちょうど高校生くらいなんですかね。そうなると高校卒業して現役女子高生じゃなくなった時が本当の勝負なんだと思います。

そんな彼女が『先生!』という映画に出演するようです。原作が少女漫画で、高校教師と生徒の禁断の恋を描くという、昔にはよくありがちだったテーマとのこと。連載していたのが1990年代終わりから2000年代の初頭までというのを聞き、ああギリギリセーフな時期だったんだなと思いました。今その手の作品は自粛される運命にあるからです。でも映画化は大丈夫なの?

子役から大人になる時、女子高生からそうでなくなる時に1つの大きな山があるというのは有名な話です。子役時代に活躍し過ぎて印象が強すぎる場合、大人になった時にそのギャップが大きくて失敗するケースはよくあります。特に女の子は中学生・高校生とまだ顔立ちが変わるので、小学生だった頃のかわいさをそのまま維持できるという保障は全くありません。

また、現役女子高生という肩書に対しメディアが過剰なまでの価値観を植え付けていることもあり、卒業した途端にチヤホヤしなくなるという現象が芸能界でも起きている気がします。川口春奈さんなどはそのいい例で、別に高校を卒業しても魅力は衰えていないと思いますが、メディアからの扱われ方はだいぶ変わったように思います。広瀬すずさんも同じようになるかも知れない。

ここ数年の彼女の活躍っぷりは、なんだか燃え尽きる前の線香花火のようにも思えるのです。人気があるからこそではあるでしょうが、まるで現役女子高生のうちにできる限りの仕事を詰め込んでおきたいかのようで。どういういきさつでこの仕事を始めたのかは知りませんが、さすがにちょっと仕事し過ぎなんじゃないかと。社会常識とかどうやって学ぶんでしょうね。

そういうのを見ている一般の女子高生たちも、同じように考えている可能性はあります。高校生が終わったらもうあとは下り坂みたいに。実はその先にどう人生を歩むかが面白いんですけどね。若さは魅力の1つですが、万能の力を持っているわけではないでしょう。それにこれからは女子大生の時代が再来するんじゃないかと思っているので。

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