普通に考えて生下着のままではないことは誰の目にも明らかです。それは大昔であってもチアリーダーがスカート中に穿いているのは下着だったということはなく、いわゆるアンダースコート(通称アンスコ)でした。かつてはこのアンスコはテニス選手とかもよく身に付けていて、やはりそれらについてもマンガ『タッチ』の中で何度か描写されています。
私がアンスコという言葉を初めて知ったのは、中学生の頃に読んだパンチラ投稿系のエロ雑誌の中でした。とりわけテニスの盗撮写真で使われていたのですが、しかしアンダーはともかくスコートって何だ? たぶんスカートのことだと思うけど変な響きだな、くらいにしか思っていなかったんですよね。調べてみたら予想通り和製英語でしかも英語の意味と違うらしい。
ちなみに英語のアンダースカートは、ペティコートやスリップのようにスカートの下に着用する衣装のことだそうです。昔のテニス選手やチアのスカートがめくれると中に見えるあの下着のようなものは、よくよく見ると普通のパンツにしてはやたらとフリルがついていてウソっぽいのが特徴で、ああ、あれは本当のパンチラじゃないんだなと納得したものです。
パンチラを隠すために考案されたアンダースコートですが、結局はブルマ同様に下着と変わらない形状が敬遠されるようになって廃れていき、90年代になるとその代わりにスパッツタイプが流行るようになったんだとか。これは下着を隠すためのものが、時代の変化で下着と同等の価値観を獲得して避けられてゆく例としては最たるものではないでしょうか。
こうなるといずれはキャミソールが見えたり透けたりすることが、ブラジャーの場合と同じくらいに恥ずかしい行為であると認識される日が来るのかも知れませんね。というよりも現時点で、ブラウスの襟元からチラッと見えるキャミソールはそれはそれでエロく、仮に直視し続ける男性が目前にいたとして女性はそれを隠さずに耐えることができるのでしょうか?
この画像はどうやらアンスコやスパッツを持参し忘れてしまったチアを盗撮したものらしいです。仕方ないのでそのまま演技していますが、結果的に見せパンとはいえパンチラしています。彼女はこの見せパン露出って恥ずかしいのでしょうか? あまりに当然のように刷り込みして穿かせてきたことで、見えてもいい下着が実は見えては恥ずかしいものになっていないか。
これはけっこう重要な問題のような気がしています。
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