メンズエステにおける「転々虫」たち

長年メンズエステに通った経験があるため、セラピストのうち何人かは最初に出会ったお店と別のお店で出会うことともありました。ただ嬉しいと言えたのは過去に1人だけ、それ以外は扉を開けた瞬間ガッカリのみ。セラピスト画像で事前に察知して回避できるケースもあれば、入念に加工されて気づかないことも。なぜこのようなことが起きるのかというと、その多くはいわゆる「転々虫」の存在が原因です。

転々虫という言葉は元々は風俗業界の俗語で、短期間でお店を次々に移るタイプの風俗嬢のことを指します。結局はお金の業界なで、より良い条件を求めた上でのことならむしろやるべきことではある。ただ転々虫という響き自体には揶揄する意味合いの方が強いと思われ、どちらかというと本人に問題があってそうしていると見なされます。まあ風俗もメンエスも勤務期間はそもそも短い傾向にあるわけですが。

メンズエステは一般的には「やりたくない」仕事ではある。精神的にも削られて、しんどい思いをするケースも1度や2度ではない。むしろ1つのお店で2年どころか3年も4年も続くなんてのはかなり異常なこと。仮にそんなケースがあるとしたら、何かしらの問題(年齢やスキルあるいは精神面)で昼職など普通の生活ができないタイプと見なした方がいい。そういう人のセーフティネット化している側面もある。

数日ほど勤務して次のお店へを繰り返し、1ヶ月の間で在籍3店舗目とか。あるいは体験入店だけ転々とか。デビュー日に入って、次指名しようと思ったらいない。いわゆる1日で飛ぶ(いなくなる)セラピストもいた。そもそも0日で飛んだ女の子(勤務初日に連絡なく出勤せず)を予約したことも。全てのセラピストがダメ人間というわけではないのですが、仕事の性質上楽して稼ぎたい系が多いので仕方ないか。

そういう人たちを相手している黒服(店長やスタッフ)の方々には本当に尊敬でしかない。実際は勤務ペースが異なるので何とも言えないけど、1つのお店で半年も続いたら長い部類に入るんじゃないか。そもそも転々のセラピストが客をどんどん引っぱってこれるなら売上に直結するのでいいでしょうが、往々にして地雷系(ハズレ)であることも多いのでお店にとっても評判を落とす厄介な存在でもあります。

中にはそれなりに高いマッサージ技術を持っていて、転々としたお店で技術講師のようなポジションを担うセラピストもいます。確かにお店全体の手技はレベルアップするのですが、あくまでマッサージ+ちょいエロの部分がよくなるだけで肝心のお楽しみ部分はむしろレベルダウン。店々を健全化して去っていくあの手の輩はあたかも歯科矯正の金具のような存在であり、結果的に新たな地雷原を創出するのみ。

経営者の違うお店同士でもちゃんと情報が共有されていれば踏むこともない地雷ですが、たぶんそのあたりはされたりされなかったりなんじゃないかなぁ。実際に色んなタイプの「転々虫」が在籍してつまらない店に落ちぶれたケースはいくつも知っています。それはまたそのうち暴露しようかな。

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