破壊神? 疫病神? なセラピスト

偶然にしては出来過ぎている話。以前の記事の中でも触れたいわゆる「転々虫」と呼ばれるセラピストの一種であり、見る人によってはそれなりに美人で技術も優れている。メンエスは自らの技術を駆使してお金に変える場であり、相手側からのエロいことをして欲しい要望は聞く気がない。数ヶ月ほど技術講師として君臨した後に次のお店へと移っていく。ただし彼女が去ったお店はけっこうな確率で閉店あるいはエリア撤退していると。

ただの地雷系なら店側もすぐに察して早めに排除するのだろうが、なまじっか腕前があり外見もメンズエステ的には合格点となると即戦力として期待してしまう。またお店側がオファーするのか彼女が提案するのか、講習役になり在籍する女の子の手直しをし始める。あくまで強化するのはマッサージの技術やレパートリーの増強で、エッチな期待に応えるためのものではない。こうして「健全な」セラピストが大量生産されることになる。

一方で客視点で考えると楽しめない、あるいは今回楽しめなくても次回に期待できそうにない結果が増える。そういうセラピストのいるお店にまた次回来ようとは思わないわけで、リピーター候補を自ら殺していることになる。そしていい思いができなかった客ほど悪評を垂れ流すので、徐々に新規客も減っていく。これはマズいことになったと気づいた頃には後の祭り、既に染みついてしまったイメージはそう簡単に覆ることはまずない。

彼女はどういう意図でそういうことをしているのだろう。メンズエステを世の中から失くしたいのかそれとも健全化させたいのか。やる気はあるかないかで言ったらかなりある部類なのだろうが、そもそもメンエスにその手の真面目さが求められているのだろうか。セラピストの価値は技術であるという考え方もあるだろうが、客が求めているのはむしろ緩さでありライトな雰囲気である。これは視点の違いなので永遠に交わることはない。

転々虫にも色々あるが、実は本当に気をつけなくてはいけないのはこのタイプである。

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