メンズエステ人生を振り返る ~充実期③~

前回に続き2014年の出来事について。このあたりから生活環境の変化もあって、都内より千葉県内のメンズエステを訪問する機会が徐々に増えていく。最終的に都内のお店を卒業したのは2018年か2019年の話なので、きっかけが新型コロナというわけでもなかった。単純に値段に見合った結果が得られにくくなっていたからである。貴重な休みの日を使い、時間と交通費をかけてまで都内に行くメリットが見いだせなくなっていったのだ。

ただし、わざわざ手間暇かけて出かけること自体が特別な体験という側面は否定しない。身近にあるからこそ行ける機会が増えていって、メンズエステは非日常感を味わう場でなくなっていってしまう。だから徐々に新鮮味もなくなり飽きてくるのだろう。末永くメンエスを楽しみたい人は、気持ちのコントロールを徹底し頻度やペースをしっかり考えて通うことをオススメする。ドキドキワクワクというのは目減りするものなのだから。

さてこの年に最も印象に残ったのは健全店セラピストだった。アロマギルド津田沼店に在籍していた「鈴木りな」という女の子で、当時確か19歳だったと記憶している。業界未経験で学校を卒業して3~4ヶ月くらいの時に出会ったんじゃないか。第一印象は「こんな汚い店にこんなにかわいい子がいるのか」という感じ。細身のスタイルもそうだが性格も明るく好印象。普通だったらここを選ばないけど、コンセプトを知ってたのかなぁ。

大学に進学するためにお金を貯めている、みたいな話をしていたのを覚えている。それも通常の大学ではなく通信制大学だったような。詳しい話は聞かなかったけど、何となく母子家庭っぽい雰囲気が感じられたぶん金銭的事情で進学できなかったのだろう。千葉は地元らしく出身高校も聞いてみたが、やや底辺の公立で進学意欲も低そう。仮に金銭面がクリアでも学力的にはね… 環境的に正しい情報が入ってくることもなかったのかも。

そういう状況では在学中にアルバイトをしなくてはいけないわけで、実際にそうであったようなのだがそれでは勉強する時間もない。しかもそのアルバイト先が近年の若者としては珍しいガソリンスタンド。それこそ20年くらい前までであればパチンコ店と並ぶ高収入バイトの代表格だったが、今やセルフサービスが当たり前となり以前ほど人手もいらない。まして汚れるアルバイトを好んで選ぶ人もいないわけで非常に好感度はアップ。

話していて面白かったのが彼女の男運のなさエピソード。高校時代付き合っていた彼氏とデート中に、別の男性に制服スカート内を盗撮された話。バイト先のガソリンスタンドで年上の先輩(社員?)とお付き合いしていて捨てられたっぽい話。メンズエステ在籍中に掛け持ちバイトをして、そっちの社員に気に入られ愛人を迫られた話。魅力的だからこその部分もあるだろうが、そういう運命の元に生まれたかのような出来事の連続弾。

実際に入った感想としては技術は未熟。話していて素直ないい子ではあったのだが、知的で賢そうな感じは正直あまりなかった。お店のコンセプト的に美味しい思いをすることもなかったわけだが、それでもあの料金であの子ならまあ許せるなという感覚でもあった。お気にの1人ではあったのだが、短期間で予約が殺到するようになったのかそう何度も入ることはなかった。そして気がついたらいなくなり、消息も一切わからないまま。

彼女ももうアラサーになるのか、時の流れは速いものだな。次回は充実期といいながらあまり記憶のない2015年~2016年あたりを一気に触れてこの章を終了とします。

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