デジカフェ潜入レポート

今年の7月から11月まで『デジカフェ』という出会い系サイトに登録して潜入調査していました。ここはかなり老舗に分類される所ですが、利用者からの評判は必ずしもいいサイトではありません。そもそも出会い系サイトに対する印象が全般的によくない中、利用者からそのような評価をされているのはかなり痛手でもあるわけで。むしろよく今まで続いていたな~と思います。

私が数年前に利用していた時は「時間をかけてじっくり遊べば無料でも出会えるサイト」という印象でした。今では出会い系に限らずどこのコミュニティーサイトにもある機能ですが、日記を媒介としたコミュニケーションの場をつくるというコンセプトが当時は非常に斬新でした。これこそ他サイトとの大きく差別化できる要因となっていました。具体的にはどういうことか?

普通、出会い系サイトは相手のプロフィールを閲覧するのにもポイント(≒現金)を消費します。ただデジカフェでは日記を読んでもらうという趣旨でやろうとしているサイトだからなのか、相手のプロフィールを無料で見ることができます。その分メール1通200円程度とかなり高いのがネックなため、メールは本当に勝負をかける時時のみ送るような意味合いのものでした。

ところが日記を通じたコミュニケーションという部分に変化が生じ、高額なメール料金がクローズアップされる形となってしまいました。お互いの日記を読むことで親交を深めるはずが、自分は日記を書いても相手の日記は読まない女性が増えたこともあり、メールやチャットでしかコミュニケーションがとれなくなりつつあります。キャッシュバック目的の女性もやや多いし。

昔に比べると、日記をツイッターのような意味合いで使う女性が増えた気がします。ツイッターにもフォロワーさんとのやりとりという側面はあるものの基本的に発信がメインです。そこには相手のことを知りたいという欲求とか、メール高いからなという配慮は全く見られません。自分主体で楽しんでいるだけで相手の存在を念頭に置いていない女性会員が非常に増えた印象。

彼女らはこのサイトのメール(最近はチャットも増えた)が高額であることを知りつつとぼけているのかも知れません。サイト外に連れ出そうとしてもかつてのようにフリメはやらないし、LINEはプライベート領域だからと断られる。もちろんカカオでは続きません。時間をかけてお互いを知るというプロセスが、高額メールをダラダラと送り続けなくてはいけない泥沼になる。

そうなるとこのサイトで遊べる人は、比較的に可処分所得の多い高齢の独身男性ばかりということになり、女性側からしても魅力的な男性のいない印象を受けます。そういうサイトの行く末は誰の目にも明らかです。おそらくそう遠くない将来において、デジカフェは廃れて潰れると思います。これから利用しようとする方はその辺も考慮して遊ぶといいのではないでしょうか?

デジカフェなぁ… 昔はけっこういい思いができたんだけどなぁ。

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