メンズエステ人生を振り返る ~混迷の中で③~

↑こいつが裏オプ要求の糞セラピスト、パネマジ&転々虫なので注意

前回のラストで「SECRET(シークレット)を語らないわけにはいかない」と予告していたこともあり、今回はその話題をメインに。実働は2021年の5月から2022年の5月までの約1年ほどなので、極めて短命なお店ではあった。最後はどういう形で終わったのかはわからない。摘発された可能性もあるし元々そういうコンセプトだった可能性もある。いずれにせよ色んな意味でインパクトを残しそして気づいたら消え去った。

あのお店では様々な体験ができた。パパ活からメンエスに転身したセラピストには、パパ活の実態を聞けたし。別の子で今後伸びると予感していたのに、店の関係者に手を出された結果退店しちゃった子もいた。裏オプなしで楽しめるお店だったのに、末期には出稼ぎで来る裏オプ要求の糞セラピストのせいでお店の信用が劇的に低下した。抜きあり嬢になったいきさつを聞けたのは収穫だが、ああいうのも衰退の理由か。

基本料金は決して安くはないが、当初は高確率で払った金額以上のリターンが見込めるお店。今の船橋を見渡してもそういう親切設計なお店って実はほとんどない。そのほとんどが安かろう悪かろうか高かろう悪かろうである。あの築浅マンションを根城にしたお店は他にもあったのだが、あそこは事業目的利用が不許可物件だった模様。そのことも消えてしまった一因なのかね。立地が完全に小学校の目の前だったなぁ。

人気嬢として知られた2名については、幸運にもどちらにも入ることができた。たぶん人気沸騰になる少し前だったからであり、周知されるようになってからは1度も入ることができなくなっていた。うち1名はスカウト経由で在籍したセラピストで、同じような子が他にもいた。そういう流れもあるのかと学ぶことができたお店でもある。人気の2名はスタンスが微妙に違っているなと感じており、まずはその辺りから語ろう。

入店のタイミングもあり、先に巡り合ったのは「ゆみ」の方だった。細身でスタイルがよく、胸の形がキレイで素晴らしいと思った。ただ好みもあるだろうが絶世の美女というわけではなくて、本来は地味なタイプでどちらかというと業界に入って輝いたタイプと思われる。彼女の施術は「献身的」という言葉で語れるものであり、届いて欲しい部位に手が届く施術をしてくれる優しい女の子だった。寛容度も高い方だし。

ただ一方で「ビジネスライク」なエロさだなという側面も同時に感じていた。一定以上は許さないけどその代わりここまではOKみたいなね。夜職というのは究極的には客ではなく客が払うお金に対して忠実なものであるし、仮に純粋な優しい女の子がいたとしてもド健全なら楽しくない。ゆえに打算的でも楽しい時間を提供してくれる方がいいに決まってる。そういう意味ではプロ気質のあるセラピストだったという認識。

やや遅れて入店した「れい」は、やはり細身で若干オタクっぽいところがある点を除けば今時の若い女の子だなという感じだった。元々スペックがよかったが本人にその自覚があまりなく、やはりこの業界に入ったことで自信をつけたようにも見えた。彼女の施術は「儚さ」という言葉で表現するのが適切だろうか。決して技術は高い方ではないが何でも受け入れてしまう危うさがあった。感度と寛容度が抜群だったなぁ。

初期においては制限らしきものがほぼなく、あまりにサービスが良過ぎて本当にこれいいのかなと申し訳なくなるくらいだった。ただし途中からは店の運営者と付き合っていたなんて噂もあり、そこからは寛容さが消えていってしまった可能性はあるのだが。あの頃の施術が無知によるものなのか計算上での演出だったのかもはや知る術はないのだが、どちらにしても恐ろしく才能あるセラピストだったのではないのかね。

とにかくこの2名が突出していたこともあって、2名が順次去った後は一気に衰退した。店舗運営者に危機回避能力が欠けていたのもあるが、そもそも基本的なことが満足にできないタイプかと。閉店は仕方ないことだったのかも知れないが、もう少しまともな人が運営したらよかったのではないか。ただいずれにせよ船橋のメンエスに魅力を感じなくなったのは、考えてみればこのお店がなくなってからのような気もするな。

コロナで追い風が吹いたメンズエステ業界。しかし春はそう長く続くわけではなかった。摘発と燃料費の高騰という2つの大波が押し寄せることになるのである。次回は2022年の様子を振り返り、その次で最終章としよう。

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