メンズエステ人生を振り返る ~混迷の中で②~

前回は2020年における「和泉(いずみ)」のことだけ語って終わってしまったので、同時期の他の出来事についても少しずつ語ろうと思う。2020年はお店というよりもセラピスト個人の本業に特化した話題が印象に残っている。メンズエステの世界において岡村発言は概ね正しい結果となってしまい、普通であればこの世界に来ないだろう女の子に何人も出会った。とりわけ前回も触れたが「飲食業界」の関係者だったかと。

本業としているものが突然休業し、一人暮らしをしているとなれば困窮するのは明白である。キッチンでシェフやってる女の子にも会ったし、ホールを担当している女性にも会った。あとはキャバとまではいかないが、お酒を扱うお仕事の関係者もいた。例えば居酒屋のアルバイトや球場でビールを売っている女の子にも会った。この手の仕事も究極的には男心を擽って買ってもらう仕事ではあるが、夜職ほど高額でもない。

せいぜい1,000円程度の商品なら過剰サービスは不要でも、1回の金額がそれなりになれば相応のサービスをしなくてはならなくなるのがこの世の中である。かといってキャバクラはやっておらず、風俗という勇気もなければメンズエステからになる。たとえそういう判断の結果としてこの世界にやってきたとしても、彼女らは非常に逞しい生き方をしていたように思う。まずは飛び込み適性を知ってから考えるみたいな感覚。

やむを得ないことであるとはいえ、触りたくもない人の触りたくもない場所を触った。後に徐々に日常に戻ろうとしていく過程の中で、味を占めたほんの一部の人たちを除いた大半の女の子が自分に向いてないと日常の世界に戻っていった。もちろん以前の業界に見切りをつけて、新たな業界で落ち着いた人もいるだろうが。彼女らは穢れてしまったような気になっているのかも知れない。でもそれが普通ということなのだ。

年が明けて2021年。外出自粛レベルの再措置はされなかったものの、世の中はまだ極めて混乱していたことだけは覚えている。2月あたりにふと数年ぶりに船橋にあるMに訪問、たまたま業界未経験の可愛い女子大生セラピストに遭遇する。とてもいい子で2回までは入ることができたのだが、3回目訪問は彼女の勤務時に都合がつかず。その後すぐに辞めてしまったので再会が実現しなかった。この話は別途特集記事にしよう。

4月になるとAroma Jasmin(アロマジャスミン)がプレオープンする。このお店は比較記事の対象にもしたくらい注目していたのだが、今は誰が見ても衰退してしまって残念ではある。3人ほど印象に残ったセラピストがいて、1人目は体験入店だけでその後勤務しなかったので名前は忘れた。メンエス未経験ではあるが、背中をサワサワしているだけで濡れる敏感娘だった。茨城出身のセラピストとしては珍しくいい子だった。

2人目は「はるか」で、細身でおっぱいが大きく寛容だった。長く同棲している彼がいて、もはやあまり異性として見てもらえないなんて話をしていた。彼女自身の転職活動もうまくいったようだし、セラピスト引退してそのまま結婚したんじゃなかろうか。3人目も1度しか入ることができなかったセラピストで名前を覚えていない。確か大学4年生で、アパレルでバイトしていたんじゃなかろうか。就活失敗したとか言ってた。

そのままバイト先での正社員登用を狙うとか言ってた記憶がある。可愛らしい顔に大きな胸、絶妙な肉付きの体型が好みであり寛容さもあった。彼女は2回目が欲しかったがこれもまた実現しなかった。やはり1度だけ勤務しているのを見つけたが都合がつかなかった。その後は勤務することはなく、しばらくはセラピスト紹介に名を連ねていたが最終的には消えた。もう少し続ければいいセラピストになっただろうに惜しいな。

思い返すと、Aroma Jasmin(アロマジャスミン)はオープンした2021年が最も楽しかった。セラピストの質もあるが、やはりあのほぼ新築物件だったことが大きいと思う。事情があるにせよ、移転してからはよくあるメンエスに降格した感じは否めない。残念ではあるがオーナーやる気なくしてるっぽいし、ちょっと前に店長が他店で普通に一セラピストしてるの発見しちゃったし。もはや復活は厳しいんじゃないのかなぁ。

長年メンズエステに通ってきて思うこと。それはあわよくばエッチな体験がしたくて色々訪問するわけなのだが、やれること全てやってしまうと時が過ぎても「また会いたいなぁ」とはならないこと。むしろもう少しその先へ… くらいで止まったままのセラピストの方が印象に印象に残る。それとこの業界に身を置く時点で半分風俗嬢だが、業界未経験の素人さんの方が確実に心に刺さる。色々と慣れた感じは強く響かない。

あと同時期の船橋といえばSECRETを語らないわけにはいかないだろう。次回は引き続き2021年のもう1つの思い出について追記しようと思う。

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