メンズエステの歩き方④(ビューティー系)

※ この記事はシリーズものになっていて、ビューティー系の他にカンパイ系ショップ系風俗系看護・医療福祉系があります。気になるテーマがあれば先にそっちからどうぞ。

長年メンズエステに通ってきた経験から、セラピストがこれまでどんな仕事をしてきたかを聞くことでその日の展開が見えてくる。つまりは楽しい時間になるのかどうかがある程度まではわかるようになってきました。これって特技と言えるのかな?

今の世の中で、メンエスで安価で気軽にいい思いができることはめったにありません。本来なら事前に情報が欲しいところですが、結局のところは行ってみないとわからない。そして1度行くということは、それなりの金額と時間を浪費することになる。

お店に電話して聞くことができる人はそれでいいけど、教えてくれなかったりそもそも電話で聞く勇気がないケースもあるので。まずはホームページのセラピスト紹介を眺める際の参考材料にしてもいいのかな。失敗リスクが少しだけ減らせるかもね。

メンズエステを生業としている女の子は、大別するといくつかの職業との関連で分類ができます。今回テーマとするのは『ビューティー系』で、主に肉体や外見を磨くお仕事。エステやマッサージの他にネイルやヘアサロン、美容部員なども含みます。

アパレルと同じかそれ以上に、ビューティー系も薄給ビジネスと言われています。しかも相手する女性客たちは、同性にシビアという面倒な性質を持っている。よって非常にストレスが多く、人の入れ替わりも非常に激しい世界であるとよく聞きます。

エステやマッサージ出身だと、メンエスのお仕事を始める上でマッサージに関する技術面での参入障壁が低くなります。彼女らに入ると、大半の時間を過ごすであろううつ伏せタイムにおける満足度が高まりやすい。これは大きなメリットになるかと。

とりあえずオイルを塗っておけばいいや、あるいは自称マッサージ上手による力任せ施術によるリスクが減ります。またそれ以外のビューティー系であっても、人の身体に触れる機会が多い仕事なので慣れるのが早い。これも大きなメリットになるか。

一方で彼女らは、健全なマッサージ師としてメンエスを乗り切ろうとしがち。よってエッチなサービスに積極的ではない。またエステティシャンやネイリストの場合、将来的な独立を視野に入れての在籍ということも。ゆえにプライドみたいのがある。

そして類は友を呼ぶ、ということなのかその手のセラピストは同じお店に集まりがち。そして「ルールを守って下さい」的なことをSNSで発信しがち。まあそういうイメージで売ってるお店で働きたいからそうなるのは当然のことだが、なんだかなぁ。

鼠径部の盛り上がりに対する、客の持つ願望みたいなのはわかっているのだろう。でもあえて、そっち方面に持っていかないし裏引きにも応じない。でも男がメンエスに求めているのは、結局はマッサージそのものではなくてエロなので齟齬が出がち。

守りたいものがあるのはわかるが、癒しを求める男性はそういった「吠えるセラピスト」ばかりのお店に行きたいと思わない。そういう事情もあり、ビューティー系の出身セラピストは断トツの人気にはなりにくい。昔より減少傾向にあるのも当然か。

とりわけエステやスパ経験者は、今ほどメンズエステが知られる前はセラピストの主流でした。どのお店にも必ず2~3名はいたものですが、エロが全面的に求められる今はどうなんでしょう。その手のセラピストが活躍できそうなのはド健全店だけか?

最近はマッサージ技術より、密着や鼠径部などドキドキが重視。いわゆる技術屋さん系のセラピストに対する需要は下降気味ではないか。ガチマッサージ勢セラピストは一部の人にウケても、爆発的集客やリターンにはならず店側も扱いが難しくなる。

どうしても勤務日数などで差をつけざるを得ず、それを不満に思ってお店を転々としていくセラピストが多い気がします。そして転々とした先でまた被害者を生むわけで。これは需要と供給の問題や現実を受け入れるか、プライドが優先かという問題。

プライド重視の彼女らは、自分のやり方がその結果を招いているとは受け止めない。クビにするのが難しいのなら、あまりお店には出さず技術講師として活躍してもらうとか。あるいは運営側など裏方への配置転換が望ましいのではないでしょうか?

ただ妙に真面目マッサージのセラピストが研修官として関わったせいで、それまでいい雰囲気だったお店を壊してしまうケースもあるので難しい。

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